鹿児島県曽於市の南九州畜産獣医学拠点(SKLV)を視察・取材
人口約3.3万人、高齢化がすすむ曽於市。SKLVが設立されるのは7年前に閉校した県立高校の跡地です。およそ4万2,000平方メートルの敷地には、3棟の牛舎が建てられ、感染病対策のほか、温度管理も可能です。牛にとって最適な環境が整備され、JA鹿児島県経済連が350頭の和牛を飼育し5年以内の海外輸出を目指しています。
また、鶏舎は、鹿児島大学が5,000羽を飼育する予定で、光の色の違いによるニワトリやひよこへの影響をオンラインで監視し、養鶏についての最新の研究をしていく予定です。
そして、アニマルウェルフェアに対応した最新式の厩舎には乗用馬など最大20頭が入る予定です。この馬エリアは獣医師に限らず一般の方も入場することが可能で、地域の方との交流、観光施設としての役割も期待されています。
地方創生エリアでは旧校舎を改修し、実習生用の宿泊施設が整備されました。遠隔講義システムにより鹿児島大学などで行われている講義をSKLVでも受講可能となります。更にレンタルオフィス5室を整備し、新しい産業の創出を目指します。
カフェスペースはSKLVを訪れる皆様が利用でき、窓の外に屋外馬場があり馬を見ながらゆっくりとくつろぐことができます。オープン後、SKLVを訪れた際には是非ご利用してみてください。
南九州畜産獣医学拠点:https://www.city.soo.kagoshima.jp/sangyou_business/minamikyusyutikusan/juuigakukyoten.html
取材・記事 特定非営利活動法人日本乗馬普及協会 馬旅編集部
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