ホースジャーナリストYURIE KONOと行くヨーロッパ馬旅・乗馬旅行
ホースジャーナリストYURIE KONOが企画したフランス・スペインへの馬旅行が開催されました。参加者の方々の感想と共に、実際に訪れたフランス・スペインの馬文化の違いや魅力をご紹介します。
※この記事は当団体が発行するフリーマガジン「馬旅2024秋号」の一部です。
1-2日目:日本からフランスへ
3日目:馬の博物館(シャンティイ)へ、パリの馬具屋さん巡り、馬に縁のあるパリ初のブランドショップ巡り
4日目:ヴェルサイユ宮殿へ、夜にスペイン・アンダルシア移動
5日目:セビリア郊外で外乗体験、馬車でセビリア市内を観光
6日目:年に一度の馬イベントへ、ホースショー観覧、会場内で馬ショッピング
7日目:フランス・パリへ移動、各自自由行動、パリ近郊の競馬場でトロッター競馬観戦
8日目:終日自由行動
9-10日目:フランスから日本へ帰国
(受注型企画旅行、企画:YURIE KONO、実施:オフィスパル)
フランスといえば、競馬大国。毎年秋にパリのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞をはじめ、フランス人ジョッキーが日本で活躍するなど、競馬をイメージを持つ方も多いでしょう。実際にパリ近郊だけでもいくつか競馬場があり、日本で一般的に行われている競馬だけでなく、馬が一人乗りの軽量馬車を引きながら速歩で走る「トロッター競馬」も現地では大人気です。
一方、パリ五輪2024で日本が銅メダルを取った「総合馬術団体」では、フランス代表が銀メダルを獲得するなど、スポーツとして乗馬を楽しむ国民も数多くいます。パリ市内にいくつも馬具屋があることからも、乗馬の身近さが伺えます。
参加者の感想(トロッター競馬)
日本では見られない速歩の競馬、見ていて面白かったです。競馬場裏の厩舎や馬運車も興味深く見ることができました。
一方、スペインで競馬はあまり盛んではありません。いくつか競馬場もありますが、規模では乗馬や馬の生産が多くを占め、フランスの隣国とはいえ全く異なる馬文化があるのです。
スペインの馬文化を語る上で欠かせないのは「アンダルシアン」というスペイン原産の馬の品種です。この品種は古くから軍馬として活躍しており、スペイン・南部のアンダルシア州で代々生産されてきました。現在このアンダルシアンは軍馬としての役割を失ったものの、新たに乗用馬やショーホースとして世界中で愛される品種になっています。その人気ぶりから馬の輸出はスペインの産業の1つにもなっています。
そんな馬文化が強く残るスペイン・アンダルシア州の州都「セビリア」で馬車観光と乗馬を体験してきました。
外乗をしたのは、以前も馬旅で取材をした「el acebuche」というセリビア郊外の乗馬クラブ。馬愛が溢れるオーナーのダニエルさんと穏やかな馬たちに会いたくて、参加者の方と一緒にもう一度訪れてきました。
この乗馬クラブでは50頭近くの馬を飼育しながら、子どもたちの馬クラブから大人の乗馬レッスンまで行っています。街のお祭りに参加することもあるという馬たちはとても穏やかで大人しく、外乗中も寄り道して道草を食うこともありません。「住む場所が違っても、言葉は違っても、人と馬は通じ合える」ということを肌で感じた最高の時間でした。
参加者の感想(乗馬)
海外で外乗がしたい!という夢が叶いました。午前中に降った雨が嘘のように晴れ、広大な大自然を駆歩で走って気持ちが良かったです!ダニエルさんもとても優しく、まさしくホースセラピーでした!!
セビリアの街を歩くと至る所で目につく馬車。毛色も体格も顔もそれぞれで、見ているだけも楽しい広場でしたが、思い切って「馬車で市内観光」を体験してきました。いざ乗ってみると目の前に見えるのは、働く人馬の後ろ姿(馬車のおじさんの背中と馬のお尻)!働く姿は素敵ですが、馬の顔が見えないのはちょっと残念...?と思っていたところ、運よく後ろから違う馬車が来たので、後続馬車の馬と記念撮影をしました!
参加者の感想(馬車)
馬車に乗れたことが印象的でした!馬車で市内を観光することが当たり前なことに驚きました。馬の小物がたくさんあること、時間(馬時間?笑)がゆったり感じられたこと、全てが楽しかったです!
世界を駆けるホースジャーナリスト。1994年生まれ、海外在住フリーランス。 24歳からヨーロッパ各国に住み、現地の馬文化にひたる幸せな日々。オンラインサロン「うまテラス」主催、ホースセラピー勉強会主催。
公式ホームページ
https://animal-abroad.com/
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